占い

uranai

占いとは、通常知り得ることのできない情報を、様々な方法で探り、見通す術のことを言う。
古くは学問と密接な関わりがあったが、学問が科学的根拠を下地として発展していくに連れて、占いは別系統の文化として系統別れを起こしていった。
例えば太陽系の天体の相関図や動きなどを利用して行う占星術は、かつては天文学の一分野だった。しかし天文学は科学的根拠に基づいて学術的に議論が進められ、科学の一部門として成立するに至って、占星術と天文学の関係はなくなった。
同様に、古代中国から伝わる風水は、気の流れを方角や物の位置などで意図的に操作する占いであり、土地の状況、様子と密接な関わりがあった。これも地層や地質が科学的に調べられることによって袂をわけた。

また占いの結果を統計的な判断によるものであると断定する意見も見られ、事実、一部の占いでは明らかに統計的な判断によるもの(したがって当たるかどうかは確率的に決められる)であるが、占いのジャンルは多岐に渡っており、全体をひとまとめにして根拠を明示することは行われていない。

対立

占いは科学と対立するものであるとされている。
占いには科学的な根拠がないが、しかし科学の根本的な要素である「原因と結果」を求めているためである。
科学においては科学以外の方法で原因と結果を突き止めることはできないとされている。すなわち、「物を見ることができる」(結果)のは物体が「光を反射している」(原因)からであり、「音が聞こえる」(結果)のは「空気が振動している」(原因)からである。
「未来」や「運命」が光を反射するものであるとは考えられていないし、「心の中の声」が空気を震わせることも観測されていない。したがって占いによく見られる、未来予知やテレパシーなどは科学的な根拠を持たない。

逆に言えば、こうした科学的なアプローチを経ることなく、原因と結果を得ようとする働きのことを占いと呼ぶ。

触媒

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占いには科学的な根拠は存在しない。
しかし、占いを行う際には、何かしらの原因が設定される場合が多い。
例えば占星術であれば「星の相関図」や「運動」が、占いの原因を司る。風水では「方角」や「気の流れ」がそれに該当する。
また、一部では「守護霊」や「手相」、「生年月日」などが占いの結果に影響を与える原因として考えられている。

このように、占いには科学的な根拠こそないものの、原因と結果というアプローチの手法は科学と同一のものである場合が多い。
しかし、厳密に見るとその原因と科学の間には、本質的な関わりがないために、占いの正当性はあくまでも科学的ではないとする見方が一般的である。